■民間薬解説
 

イチョウ


 

秋になると黄色く紅葉し、馴染み深い「イチョウ」は、日本では昔から その実の「種仁」を咳止めとして利用してきました。
しかし、ヨーロッパでは「イチョウ葉エキス」が「ぼけ」の薬として広く使用され、30年の実績があります。 この「イチョウ葉エキス」は、「デポニン」 「タナカン」 「ローカン」などの商品名で「ドイツ」や「フランス」で大量に使われている医療用の医薬品です。 さらに イチョウ葉エキス」は、アメリカで「脳内活性食品」としてブームをおこし、大きな市場を形成しています。 世界ではすでに1500億円といわれる売上があると言われる「イチョウ葉エキス」ですが、世界一の高齢化社会にまっしぐらの日本でも、昨年から徐々に注目を集めてきました。 日本では、医薬品として認可されていないため、「健康食品」として各社から発売されています。

成分
ルテオリン、ビロベチン、ギンケチン、ケンフェロールなどの多くのフラボノイドが含まれています。

採取時期
イチョウの種仁を利用する場合は、秋に落ちた果実を採取し、果肉を腐らせて洗い流し、日干しにする。
使用するには、皮を破って使用する。
葉を使用する場合は、夏に採取し、水洗いをして陰干しする。


「イチョウ」の薬効および使用法

 

 


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