私の家から自転車で五分ほどのところに小さく区切られた市民菜園があり、今年から借用することにした。
3bかける5bくらいの区画が80ほどあって、その1画35番がわが家の菜園となった。
今までも社宅の庭で野菜を作ったことがあり、今の家にもにら、みつば、しゅんぎく、パセリ、しそ、ルッコラ、小松菜など葉菜類を植えてきた。
このような野菜は全部食べられるので、小面積でも食べるのに充分の収穫があり、調理のときに庭先から摘んで利用する事もできる。
15平方bの畑を十文字に区切って4等分し、1カ所にはじゃがいもを植え、次の1カ所には小松菜、ルッコラ、サラダ菜、しその種をまいた。
他の一カ所にはブロッコリー、ピーマン、おくら、セロリに唐辛子の苗を植え、もう一カ所には枝豆とモロヘイヤを植えた。
15平方メートルのなかに、実に12種類の野菜を植えたことになる。
今年は梅雨でほとんど雨が降らず、7月8月も雨が少なかった。
水の入ったポリタンクを車で運んで水やりをしたり、あぶらむしの消毒をしたりしながらの野菜作りであった。8月末でピーマンとおくらはまだ実をつけ続けているが、春夏野菜のシーズンは終了である。
それではその成果はというと、成功したものはじゃがいも、サラダ菜、ブロッコリー、おくらである。
じゃがいもは20`ほど採れ、ほくほくして美味しく、半年は買わなくて済みそうである。サラダ菜は予想以上に大きな株になり、5月から6月にかけて毎朝の食卓にのり、味も良かった。おくらは乾燥に強く、実をつけ続け、ブロッコリーと同じように取りたては甘い味がした。
完全に失敗したのは枝豆である。
枝豆はかめ虫にやられたようで、実が黒くなって実らず、収穫ゼロだった。枝豆が虫にやられるとは全然予想していなかった。
小松菜とルッコラは2度ほど収穫したが、収穫する間もなく花が咲き、ピーマンは水不足のせいか、肉が薄くて貧弱な実しかならなかった。
妻の評価だとじゃがいもとサラダ菜だけでも元は採れ、失敗作もあったけれど充分合格点だという。
秋野菜は少し種類を減らして、失敗をなくしたいと思っている。