ラジオ深夜便はNHKラジオで午後11時20分に始まり、午前5時に終わるラジオ番組である。
最近、この番組を聞きながら寝る習慣がついてしまった。
午後11時頃までテレビのニュース番組を見てから、パソコンで郵便碁やメールのチェックをしたり、その日の出来事をメモしたりして、零時前後にベッドに入る。
この時、1時間後に切れるようセットしたラジオのスイッチを入れるのである。
零時より10分間ほどニュース放送があり、だいたい、この時間帯にベッドに入ることが多い。 と言うのはニュースに続いて放送される「ワールドネットワーク」が面白く、これを聞きたいからである。
この番組はロンドン、パリ、ベルリン、ニューヨーク、モントリオール、北京など世界各地から、その時々のニュースや風習などの話題を日替わりで伝えてくるものである。
話題を伝えるのはその都市に永く住んでいる日本人で、フリージャーナリストとか大学教授、翻訳者、日本語教師など様々な人達が選ばれていて、NHKスタジオのアナウンサーと電話で会話しながら色々なことを伝えてくる。
加賀美幸子さんとか古屋和夫さんのようなかってNHKの顔だった人達が曜日毎に交代でスタジオのアナウンサーを勤めるのも親しみが感じられる
最近の放送では次のような放送が記憶に残っている。
・リオディジャネイロのカーニバル。
・中国の正月。
・ベルリン映画祭。
・カナダの冬季オリンピック金メタル報道。
この放送を聞いていると、世界には様々な人達の暮らしがあり、色々な考え方の人がいることが分かって、「目からうろこ」の気分になることが多々あるのである。
この放送が終わると芸能、懐かしのメロディー、さらに心の時間などがあって、午前五時にラジオ深夜便は終わる。私が聞くのはワールドネットワークまでで、途中で眠ることもあり、その後の放送を聞くことはない。
話によると、早朝のこの放送を聞いているのは早起きの年寄りが多いようで、番組も年寄り向けになっている。このころ、私は熟睡中で、起床は7時過ぎである。