第41回「浜風にのって」(2002年4月27日)

温泉パーク

箱根にある温泉パーク「ユネッサン」に行った。

ここは日帰りでも十分だが時にはゆっくりしたいものと、小涌園ホテルに妻と1泊しての小旅行となった。

 

高速道路を通って、1時間半ほどでホテルに着き、午後2時過ぎにホテルにチェックインした。

温泉パークはホテルに併設されていて、水着で入るゾーンと、裸で入るゾーンに別れており、水着ゾーンが「ユネッサン」と「湯ーとぴあ」、裸ゾーンが「森の湯」と呼ばれている。最初に水着ゾーンに入ってみた。

 

受付でロッカーキーと館内着、バスタオルを受け取り、ロッカーで水着に着替えた。

 「湯ーとぴあ」に入ってみると、ここは山の斜面に露天風呂がずらりと20個ほど並んでおり、温水プールもあった。

 

館内は月曜日なのに、まずまずの人出で、ふだん見られる観光客よりもずっと若い男女でにぎわっていた。

露天風呂で周囲から聞こえてくる会話は外国語ばかり、台湾からの観光客であった。

後で知ったことであるが、台湾からバス5台の団体客が来ており、館内はこの人たちで占拠されていたのである。

 

温水プールは空いていて、のんびり泳いでから、「ユネッサン」に移った。

ここはオープン1周年の風呂で、宣伝では「女性も子供も一緒に楽しめるプール感覚の温泉」とあり、「神々のエーゲ海」「古代ローマ風呂」「洞窟風呂」「死海風呂」などと名前のついた風呂が並んでいた。

 

「死海風呂」で体がプカプカ浮くのが面白く、打たせ湯で体をほぐし、種々の風呂をハシゴしているうちに6時近くになっていた。

 

水着で入る温泉は初めてであったが、連れと一緒に行動できるのが好ましい。

男女が一緒だと和やかな雰囲気が生まれ、若い女性のビキニ姿も眺めて楽しい経験であった。

 

この日は小涌園に泊まり、翌日午前中に裸で入浴する「森の湯」に入った。

がらがらに空いていて、何箇所もある露天風呂に1人で体を沈め、柔らかな新緑がさわやかであった。

 

群馬に住んでいたころ、近くに安い温泉がたくさんあって、毎週のように温泉に通っていた。

 こちらは遠くて高く、群馬のようにはできないが、たまには温泉も良いものである。

 

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