第47回「浜風にのって」(2002年6月8日)

W杯サッカー

 W杯サッカーが始まり、テレビも新聞もにぎやかで、私も毎日テレビ観戦である。

 

 日本チームは果たして一次予選突破できるだろうか。

予選通過できれば最高だが、前回のW杯は三連敗、得点はわずかに一点だった。

今回、一勝でもすればそれで良いのではないかと思う。

 

半年ほど前から優勝戦の行われる横浜国際総合競技場はもちろんのこと、あちこちの駅やデパートなどに、参加国の国旗が飾られていた。

その国旗がどこの国のものなのかさっぱり判らず、国名を聞いても、どこの国か判らないのが何か国もあった。

 

開会式が迫ってから地図帳で国の位置と国旗を確かめた。

似たようなカタカナ名の国があって一度では覚えられず、国旗に至っては到底覚えられない。

 

国旗を見ていて、イングランドの国旗が白地に赤十字となっているのに気が付いた。

不思議に思って調べてみると、ユニオンジャックは「イングランド」「ウエールズ」「スコットランド」「北アイルランド」の連合体である英国(イギリス)の国旗で、イングランドの国旗は白地に赤十字であった。

 

英国全体から選手を選抜し、英国として最強チームを作れば良いと思うのに、イングランド単独チームなのである。

 

地図帳には国旗の他首都、人口、面積などそれぞれの国のデーターが出ていて、これを見るのも興味深い。

 

W杯出場国でランキングをつけると

 人口(95年) 1位中国 12.1億  2位米国  2.6億

31位コスタリカ307万  32位スロベニア194万

1人当り所得(95年)1位日本39,640j  2位デンマーク29,890j

31位セネガル600j  32位ナイジェリア 260j

 

 今回の一次リーグで、人口12億の中国と300万のコスタリカが対戦し、所得3万ドルのデンマークと600ドルのセネガルが試合をする。

 

 グランド内では人口も所得も全く関係なく、同じ条件で、これがスポーツの良いところである。

かっての宗主国フランスに対し、セネガルは果敢に戦い、勝利した。

 

テレビ観戦の私としては大国よりも、スロベニアやセネガル、ナイジェリアのような国を応援したいと思う。

 

(写真は桜木町駅前の花で作られたサッカーボールと筆者)

 

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