第53回「浜風にのって」(2002年7月20日)

夏のファッション

連日真夏日が続き、うんざりする毎日である。
この酷暑の夏を乗り切るために、私のファッションも夏バージョンに切り替えた。

今日の私のファッションは次の通りである。
コットンのプリントトランクス、トップにアクアブルーのTシャツ、ボトムにベージュのパンツ、ひさしの長いベージュのキャップ、黒にピーコックブルーのサンダル(写真)

 中高年の方のために分かりやすく言うと「パンツをはき、Tシャツと長ズボンを着て野球帽をかぶり、つっかけを履く」という意味である。

このスタイルでどこにでも出掛けるのであるが、困ることは冷房のよく効いた所では寒くてかなわないことと、小銭入れやハンカチなどを入れる場所がないことである。
このため、小物入れの布製のバッグを持ち、Tシャツの上に羽織るものなどを持つこともある。

ズボンのことをパンツと呼ぶようになったのは何年ぐらい前からだったろうか。
最近は女性も男性もズボンのことをパンツと呼ぶようである。

そこで気になるのは私たち中高年がパンツと呼ぶ下着が何と呼ばれるかである。
スーパーの下着売り場で調べてみると、男性用はトランクスとブリーフ、女性物はショーツと書かれており、下着売り場で「パンツ」は使われなくなった。

 「パンツ丸見え」とか「パンちら」といった言葉は死語になったのであろうか。

Gパン、チノパンなどがアメリカの量販店を通して日本に大量に入り、ズボンをパンツと呼ぶのが日本に定着した。
独身女性も子育てママもパンツ姿となり、ちょっとおしゃれなパンツ姿はパンツルックと呼ばれるようになった。

男女雇用機会均等法が施行され、女性の社会進出が多くなり、女性が活発に活動することが多くなったのも女性のパンツ着用が増えた一因であろう。
それに女性が一度パンツをはくとその手軽さに放せなくなるとも聞いた。

キャリヤーウーマンと呼ばれる女性がビジネス街をパンツルックで颯爽(さっそう)と歩く姿が好ましく、最近の女子学生のリクルートスーツも黒のパンツ姿が多い。

 田中真紀子前外相もパンツルックであれば、スカートの裾(すそ)を踏まれなかっただろうにと思う。

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