私はスーパーに行くのが面白く、いつも妻のスーパーの買い物に付き合っている。
最近は商品の原産国が表示されていて、世界各地から食料が輸入されていることに驚いてしまう。
近所のスーパーで次のような外国産の果物が売られていた。(写真)
グレープフルーツ(米、南ア、ニュージーランド) オレンジ類(米、チリ、南ア) バナナ(フィリピン) パイナップル(フィリピン) メロン(米) チェリー(米) マンゴ(タイ、メキシコ) キウイ(ニュージーランド) アボガド(メキシコ)
国産は桃、ナシ、ブドウ、ミカンなどがあり、売り場の陳列面積は輸入品と国産品がほぼ同じぐらいであった。
果物に限らず、野菜も肉も魚も外国産であふれている。
アメリカ産のブロッコリー、韓国産のパプリカ、中国産のショウガ、タケノコ、切り干しだいこんなど挙げればきりがない。
最近、中国産の冷凍ほうれん草の残留農薬が問題になり、冷凍野菜のコーナーを見ると中国産が多いのにびっくりした。
キャベツ、小松菜、ブロッコリー、枝豆、きざみネギ、きざみオクラ、ほうれん草、ゴボウ、にんじん、インゲンなど、中国産の冷凍品が並んでいた。
あじの干物はアイルランド産、鮭の切り身はチリ産、えびはインドネシア産、マグロはアメリカ産、肉類はオーストラリア、アメリカ、デンマーク、タイ産と魚も肉も世界各地から来ている。
温めればすぐ食べられるレトルト食品にも中国やタイ、チリ産のものが目に付いた。
うどんやそばは国産となっていても、その原料は輸入品であり、豆腐も大部分が輸入大豆から作られている。
人間が直接食べるものだけでなく、鶏や牛、豚の飼料も大量に輸入されていて、玉子は国産といっても鶏のえさは100%外国産である。
日本中どこにいても、外国産のものを口にしないで過ごすことは不可能となった。
今晩のメニュー材料は国産の米、ノルーエ産のサーモン、アメリカ産のブロッコリー、輸入大豆100%の豆腐に地場産のニンジン、庭で採れた自家製のオクラと大葉などで、どれも美味しい。