第57回「浜風にのって」(2002年8月7日)

デジカメ

1年ほど前、動物園に行ったときの事である。
動物園の一部が遊園地になっていて、子供たちが滑り台やジャングルジムで遊んでいた。
若いお母さんが盛んに写真を撮っていて、よく見ると、そのカメラはデジカメばかりであった。

 

デジカメとはデジタルカメラの略で、これまでのフイルムを用いる替わりに、電気的に映像を記録するものである。
写した映像をカメラに附属した小さな画面で見ることもできるが、映像をパソコンに取り込んで、パソコンの画面で写したものを観るのが普通である。
画面をプリントすれば、今までの写真と同じように紙の上に印刷することもできる。

 

私もこのほどデジカメを購入した(写真)。
私の気持ちのなかには、デジカメはフイルムの写真に比べるとシャープでないとの先入観念がないではなかった。

それでもデジカメを買ったのは、パソコンに映像を取り込み、私のホームページに写真を入れたいと思ったからである。

 

ところがデジカメを使ってみると、私の購入した中級機でも十分に鮮明な写真が撮れ、Lサイズではフイルムの写真に比べ、そん色が無い。

写した写真をパソコン上でチェックし、良い写真だけを上手にトリミングしてプリントすれば、今までのように現像焼き付けを頼む必要もない。

 

フイルムに相当する記録メディアは何度でも使えるので、プリント用紙だけしか費用がかからず、デジカメは安上がりのようである。

パソコンで映像を加工し、文字を入れたり、合成写真を作ったりすることもできて、デジカメ写真はこれまでの写真にはない楽しい写真ができそうである。

パソコンに慣れた若い人たちが、デジカメを愛用するのがよく判った。

 

家庭用の写真は、今後、デジカメがフイルム写真に取って代わり、フイルム写真は専門家などの特殊用途に限られる事になるのであろう。
既に、パソコン世代ではデジカメがフイルム写真よりも身近な写真になっている。

 

私はホームページに私の顔写真やら、エッセーのテーマ写真を入れ、さらに私の絵を写真で紹介する欄を設けた。
これによってホームページが賑やかになり、好評である。

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