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 アメリカの市民団体「健康・環境・正義支援センター」の編著によるこの本は、ダイオキシン問題を過少評価しようと画策するアメリカの企業と政治の関係からときおこし、第一部では、ダイオキシンの発生源と毒性を中心とした最新の科学的知見をまとめた上、第二部では、日本での運動にも役立つダイオキシン・フリー社会を作るための草の根戦略が具体的に提起されています。

  ロイス・マリー・ギプスと健康・環境・正義支援センター編著
   監修:綿貫礼子、協力:河村宏、訳:日米環境活動支援センター
   「21世紀への草の根ダイオキシン戦略」

  (46判520頁:定価4000円税別、K.K.ゼスト刊。絶版在庫なし


    【もくじ】
      監修者まえがき 綿貫礼子・河村宏
      謝辞/はじめに ロイス・マリー・ギプス
      健康・環境・正義支援センターについて/ダイオキシン被曝の歴史

      序論 金と権力が操ったダイオキシン研究
      第一部 ダイオキシンの科学
        1章 ダイオキシンの毒性評価の変遷
        2章 ダイオキシンとは何か
        3章 ダイオキシンはどこからくるか
        4章 体内のダイオキシン
        5章 私たちのダイオキシン体内摂取量はどれだけか
        6章 ダイオキシンと免疫系
        7章 ダイオキシンとガン
        8章 ダイオキシンと生殖
        9章 その他の健康への影響
      第二部 運動のための組織作り
       10章 運動の組織化によってダイオキシン被害を止めよう
       11章 社会を変えるために人は変わる
       12章 組織作りの基本
       13章 連立組織の作り方
       14章 ダイオキシン探知のプロになる方法
       15章 ダイオキシン被曝を止めるための直接的戦略
       16章 ダイオキシン被曝を止めるための間接的戦略
       17章 予測される企業の言い分
       18章 そして、飛躍。ブルース・スプリングスティーンの歌のように
      おわりに
      付録
       ダイオキシンとダイオキシン類似化学物質の化学/換算表/
       不正企業進出防止条例の例/環境正義の原則/
       隣接企業安全協定の例/ダイオキシン決議案の例
      寄稿者について/訳者あとがき
      図表の一覧/引用文献目録/索引

この記事の出典:反農薬東京グループホームページ。転載希望・機関誌購入はメールフォームで。
作成:2000-03-28