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05年に、岩手県で、ミツバチ大量死事件が起こって以降、 てんとう虫情報に掲載してきた記事を一冊にまとめました。 ミツバチ被害の原因のひとつである農薬に焦点を絞り、農水 省のいう養蜂業者と農薬使用者の"連携強化"だけでは、問題 は解決しないことを明らかにします。 |
**** 目次 **** はじめに 1、日本でのミツバチ大量死の発端は岩手県〜ネオニコ系のクロチアニジンが原因 被害は拡大した 2、ミツバチ被害の状況は ミツバチ被害の裏には縦割り行政 <調査1>農水省は、農薬被害は少ないとの認識 <調査2>当グループの都道府県アンケート調査 <調査3>養蜂業者の被害調査では <調査4>畜産草地研調査では09年の農薬被害22件〜ネオニコ系殺虫剤も検出 3、養蜂業者と農薬使用者の連携だけでは解決しない 空中散布の場合の退避は可能か 4、ミツバチ毒性の強い農薬の情報はどの程度知られている? 都道府県の提供するミツバチ注意農薬 ミツバチ毒性農薬の一覧を示せない農水省と農薬業界 農薬製剤にみるミツバチに対する注意事項 5、ミツバチ影響試験で毒性評価ができる? 登録に必要なミツバチ影響試験 免除されるミツバチ影響試験 畜産草地研究所の分析 経口毒性を調べなかった畜産草地研のモデル試験 農薬による影響をどうみるか おわりに−ミツバチ被害防止は脱農薬で 脱農薬社会はヒトにも、ミツバチにも優しい ミツバチ大量死から農産物検査法廃止を求める |