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10年7月、北海道で農薬散布の無人ヘリコプターによ る死亡事故が起こりました。 私たちは、24道府県に無人ヘリコプター事故について アンケート調査を実施し、その背景を探り、結果をこの 一冊にまとめました。 現状のような、業界団体の農林水産航空協会まかせ では、事故をなくすことにつながらず、新たな法律によ る規制が必要です。 |
**** 目次 **** はじめに 1.増え続けてきた無人ヘリ散布 散布面積/機体数/オペレーター=操作要員数/登録農薬 2.法的規制のない無人ヘリ散布 罰則のない「指導指針」 2007年アンケート〜都道府県の対応に差 2010年アンケート〜県による事故認識の違いが歴然 届けを出すべき事故とは 事故情報はどこへ報告するか 誰が事故調査をするのか 3.あまりに多い事故 おもな事故事例 4年間に97件の事故〜農水省は13件しか把握せず 事故状況:架線事故が60% 被害状況:機体の破損が多い 事故原因:オペレーターや合図マンのミスで片付けていいのか 4.無人ヘリ農薬散布の危険性〜ホビー用より規制が緩い 農薬を散布するのは一層危険 散布濃度は地上散布の100倍以上という危険性 短時間で広範囲に散布する危険性 禁止すべき現地混用 無人ヘリ業務のすべてを牛耳る農林水産航空協会 5.無人ヘリ農薬空散に法規制を |