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増大する無人ヘリコプターによる農薬散布
飛散データもなく、安全対策も不十分

 人の健康や環境に悪影響を与える有人ヘリコプターによる農薬空中散布の実施面積は、このところ減少傾向にありますが、替わって無人ヘリによる散布が増えてきました。

 約2000機が、全国各地の水田や畑地、ミカン園、芝地、松林などを飛びまわっています。そのためか、無人ヘリの事故や有機圃場への農薬飛散、地域住民の健康被害が報告されるようになってきました。

 来年5月末から実施予定の残留農薬等のポジティブリスト制度では、残留基準の設定されていない農作物には、一律基準が適用される気配が濃厚ですが、無人ヘリ散布地に隣接した畑などでは、農薬飛散=ドリフト防止対策を十分実施しないと、残留基準や一律基準超えで、農作物が出荷規制を受ける恐れもあります。

 無人ヘリ農薬散布は、地上散布の約100倍の高濃度の希釈液を使用する場合が多く、現地混用が行われているにもかかわらず、農薬の飛散や大気中濃度の調査データがわずかしか、ありません。

 第4号では<無人ヘリコプター農薬散布現状と問題点>と題して、無人ヘリによる農薬散布の現状を報告し、その規制強化を求めるための資料をまとめました。

電子版「脱農薬てんとう資料集」
第4号
<無人ヘリコプター農薬散布現状と問題点>

2005年9月10日刊行
A4全77頁(ファイルサイズ約1900キロバイト)
定価 メール添付による有料配布:500円
印刷版(1部:送料共1000円)

電子出版物は、PDF形式となっており、アドビシステムズ社の
アドビリーダーが必要です。


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電子版「脱農薬てんとう資料集」 第4号
<無人ヘリコプター農薬散布現状と問題点>
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                 【もくじ】
はじめに
第1章 急増する無人ヘリによる農薬散布
 1、無人ヘリによる空散は有人ヘリの面積を超えた
 2、不十分な安全対策−最低有人ヘリ並みにすべき
 3、問題山積みの無人ヘリ散布
第2章 無人ヘリ農薬散布に関する法令・通知等
 1、農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令
 2、農林水産航空事業実施ガイドライン
 3、無人ヘリコプター利用技術指導指針
 4、農林水産航空事業の実施について
 5、住宅地等における農薬使用について
 6、産業用無人ヘリコプターによる
   病害虫防除実施者のための手引き(リンクのみ)
 7、農薬の現地混用について
 8、松くい虫特別防除等の適切な実施について
 9、地方自治体の指導要領
第3章 無人ヘリ農薬散布の規制強化を求める
 1、法的根拠を明確に
 2、防除業者の免許制度を
 3、飛散=ドリフト防止対策を万全に
 4、現地混用の禁止を
 5、農薬損害賠償保障法も必要では
第4章 林野庁・松枯れ無人ヘリ農薬散布に関する資料
第5章 「てんとう虫情報」掲載記事とウエッブサイトリンク集

作成:2005-09-06