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新作ビデオ「気をつけて!町内会の殺虫剤」(VHS18分)
● 監修:植村振作(大阪大学助教授)、編集:二宮敬嗣
発売:グループ現代
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春から秋にかけて行われるハエ・カの駆除。多くの市町村では住民に殺虫剤を配ります。ところが行政による扱い方の指導がずさんなために、危ないまき方が目立ちます。ビデオは薬剤散布の実態と問題点をまとめ、あわせて薬剤に頼らない方法を紹介しています。
行政が配る殺虫剤は業務用で、毒性が高いにもかかわらず住民は市販のスプレー式殺虫剤と同じ感覚でまいています。専門家は頭痛、めまい、だるさといった有機リン系薬剤の危険を指摘していますが、こうした殺虫剤を市町村が配布している実態は、国も県もつかんでいません。
東京都は99年1月、区市町村に対して安全対策を指導し、現場の立会いや薬剤の取り扱いなど多項目にわたる注意を促しました。こうした指導内容は全国で初めてで他県でも参考になるものです。
薬剤による健康への影響は北里病院の宮田医師が、環境への影響は阪大植村助教授が解説しています。
この記事の出典:反農薬東京グループホームページ。転載希望・機関誌購入はメールフォーム。
作成:1999-11-28、更新:2006-11-17