農薬の毒性・健康被害にもどる
t00606#アメリカ:チオカーバメイト系農薬の使用を一部解禁へ#92-04
 アメリカのEPAは、エチレンジチオカーバメート系殺菌剤(発癌性、催奇形性のあるエチレンチオウレアを含む)の販売を90年1月より禁止してきましたが、その後に実施された農作物の残留調査の結果、人体への影響は、当初考えられていた1万人に4人の発癌率よりも、小さいとして、一部の使用について、禁止を解除する方針を打ち出しました。これは、29種の作物に使用を限った場合、100万人に1.4人の発癌率であるとの農薬メーカーの主張に沿うものです。しかし、ニンジンやセロリなど11種の農作物については、使用禁止の方針が継続される見通しです。日本では、ジネブ、ポリカーバメート、マンゼブ、マンネブなどが農薬登録されていますが、同剤の残留基準や登録保留基準はなく、先に公表された新残留基準案にも見当たりません。
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作成:1998-04-01