食品汚染・残留農薬にもどる
t03208#アメリカでの飲料水農薬汚染#94-12
アメリカの環境保護団体エンバイロンメンタル・ワーキング・グループらは「飲み水のブルース」という報告書を発表し、1400万のアメリカ人が飲み水中の除草剤による危険にさらされていると警告しました。アラクロール(商品名ラッソー)、アトラジン(アトラジン、ゲザプリム)、シアナジン(シアナジン、グラメックス)、メトラクロール(メトラクロール、デュアール)、CAT(シマジン)の5除草剤について2万個所以上の水道水、貯水池や水源となる河川水の分析を行なわれました。
これらの農薬は動物実験で発癌性や変異原性、催奇形性が認められるもので、水質汚染の結果をみると、120の市や町に住む350万人が、100万人にひとりの発癌という連邦政府の目標値を10〜100倍上回る危険な状況にある上、乳幼児や子供に対する影響はさらに深刻になるだろうとの予測がなされました。
日本でも、94年には、CNP(MO)の販売中止やCATの水質汚濁性農薬指定がなされましたが、上記5農薬のうちまがりなりにも水道水の水質基準があるのはCATだけで、他の除草剤は何の基準もなく使用されています。
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作成:1998-04-01