農薬の毒性・健康被害にもどる
04403#農薬殺虫剤NACに発ガン性、使用規制強化へ#95-12
 このほど、イギリス政府は、殺虫剤NAC(一般名:カルバリル、商品名:セビン、デナポンほか)に発癌性があることを認めました。ラットやマウスを用いた高濃度投与実験で、発癌性が確認されたのですが、政府は、ヒトに対しても発癌物質である可能性があると考えることについては、慎重な態度をとっており、農薬諮問委員会は、食品への残留は問題ないとしています。政府は、すでに、芝などへの非農業用や家禽用薬剤の販売免許を取り消しました。早晩、農業用使用についても、規制が強化される見込みです。
 日本では、93年にはNAC原体640トンが輸入され、製剤1977トンが出荷されており、松枯れ対策で空中散布薬剤としても使用されています。

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作成:1998-04-01