食品汚染・残留農薬にもどる
t05403#アメリカのデラニー条項がついに終止符!#96-09
前号の海外情報での続報です。8月3日、クリントン大統領は、農作物中の残留農薬の新たな規制をめざす食品品質保護法(FQPA)にサインし、1958年に施行された、加工食品中に発癌物質が検出されてはならない−いわゆるゼロリスク−とするデラニー条項は終止符をうつことになりました。
今後10年以内に、この条項で、規制された80余の農薬はもちろん、他の農薬についても、合理的で危険性のない許容量(100万人にひとりの比率で発癌する危険性を認める)を決めるための再評価を行ない、新たな残留基準が設定されることなるようです。
EPA(環境保護局)の関係者は、昔からある農薬で、子供の好む食品によく見出だされるものが、まず、再評価の対象になるだろうとしています。環境保護団体のNRDCはキャプタン、メチルパラチオン、ベンレート、アトラジンについて、まず、評価すべきだとしています。
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作成:1998-04-01