環境汚染にもどる
t06608#%デンマークで農薬全廃の動き#97-07
 デンマーク政府は、この程、農薬使用を全廃し、有機農業に切り替えることの是非を検討しはじめました。同国の飲料水源の99.5%を占める地下水の農薬汚染が深刻な状況になっており、飲料水の25%以上になんらかの農薬が見出だされていることが、その大きな理由です。
 検討委員会は、今年中に報告をだすことになっていますが、その結果、農薬の使用が認められることになっても、使用量削減の考えは、1999年からはじまる新農薬規制計画に組み入れられることは、間違いありません。すでに、デンマークでは、今年中に農薬使用量と登録農薬数を半減する計画を導入しています。
 ヨーロッパでは、オランダも農薬使用削減の運動が高まっており、内分泌系撹乱物質を含む農薬の新たな法規制を求める23000の妊婦たちの請願署名が政府に寄せられています。
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作成:1998-04-01