食品汚染・残留農薬にもどる
t07407#子供は有機リン剤を摂りすぎている:アメリカ#98-03
 本年1月末、アメリカの環境保護団体EWGは、5才以下の子供100万人以上が、毎日食べる食品から有機リン系農薬をEPAの安全基準を越える量摂取しているとの報告書をだしました。これは、同グループが、8万検体におよぶ食品の残留農薬データと4000人の子供の食事記録を解析した得た結果です。
 基準をオーバーしている有機リン農薬の90%は、メチルパラチオン、ジメトエート、クロルピリホス、ピリミホスメチル、アジンホスメチルの5種で占められているそうです。また、食品別では、モモの24.5%、リンゴの12.9%、ネクタリンの12.2%、ポップコーンの8.5%、ナシの7.5%が基準オーバーだったということです。
 これらの有機リン系農薬は、乳幼児や子供の脳や神経系に害を及ぼしている恐れがあるため、EWGは、前記5種の薬剤の農業使用をやめること、家庭や建築材での有機リン剤の使用をやめることなどの勧告を行ないました。
 一方、EPAは、デラニー条項に替わり、96年8月に成立した法律FQPAの条項に基づき、1999年8月までに、全有機リン剤の使用についての再評価をする予定とのことです。この際、同種の毒作用を示す農薬の総和的影響の評価もされるようなので、有機リン剤としてどのような残留基準が提案されるか注目されます。

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作成:1998-05-01