農薬の毒性・健康被害にもどる
t08606#アメリカ:懸念すべき農家の子どもたちの農薬被曝#99-02
 現在、アメリカでは、FQPA(食品品質保護法)に基づく農薬の作物残留基準の見直しが行なわれていますが、子供に対する一日摂取許容量を大人と同じにすべきではなく、動物実験で得られた結果に掛ける安全係数を従来の100分の一を1000分の一にすべきだとする論議が盛んに行なわれています。
 これに関連して、同国の環境保護団体NRDCは、昨年秋、農家の子どもたちが、一般の子どもたちよりも、食品以外からの農薬の暴露比率が高い恐れのあることを指摘しました。
 図−略−に示すように、農薬の飛散による家屋内外のほこりや空気汚染以外に、両親たちが、農薬散布や農作業の後、体や衣服に付着した「持ち帰り」農薬が子どもたちにとって危険だというもので、NRDCは、環境保護庁に農家の子どもたちの農薬被曝の実態調査をすべきだと提言しています。

図 農家の子どもたちの農薬被曝経路 −略−

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作成:1999-03-28