農薬の毒性・健康被害にもどる
t09309#イギリスからアメリカへベンレート被害訴訟#99-09
 アメリカでの殺菌剤ベンレート(ベノミル)による眼の先天異常訴訟で、メーカーのデュポン社に賠償命令がくだされたことを紹介しましたが(てんとう虫情報53号)、今年の2月、上訴審の判決で、ベンレートと眼の異常の関連を示した手法は、一般的には受け入れられないものだとして、先の賠償命令が覆されました。現在、この訴訟は、更に上告して争われています。
 そんな中で、同様な眼の異常をもつイギリスの家族が、デュポン社の本社のあるアメリカの法廷に損害賠償を求めて訴えることになりました。本国で、提訴しなかったのは、アメリカの方が「情報の自由法」により、文書公開を要求しやすいという弁護士の判断があったようで、この訴訟が、100に及ぶベンレート被害のテストケースになることが期待されています。
 日本では、ベンレートや同系のカルベンダゾール(MBC)が登録されていますが、人に影響がでていないかどうか心配です。
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作成:1999-10-27