農薬の毒性・健康被害にもどる
t09802#ヨーロッパ共同体での除草剤グリホサート認可遅れる#00-01
 世界で一番売れる除草剤といわれているグリホサート(商品名ラウンドアップ、タッチダウンなど)のヨーロッパ共同体(EU)での認可が遅れています。
 ヨーロッパ委員会がまとめた毒性評価報告によれば、クモなどの益虫への影響が懸念されるとのことで、さらなるデータがメーカーに求められています。
 一方、スウェ−デンでは、非ホジキンリンパ腫の研究で、グリホサートを被曝した人にその危険性が高いという報告がなされました。
 メーカーのモンサントは、WHOもアメリカEPA(環境保護庁)もグリホサートには変異原性や発癌性がないとしていると主張していますが、企業の言い分を鵜呑みにすることはできません。
 遺伝子組換えによるグリホサート耐性農作物の種子拡販をねらうモンサント社の体質を知るには、イギリスのエコロジスト誌に連載された記事をまとめた『遺伝子組み換え企業の脅威−モンサント・ファイル』(エコロジスト誌編集部編、アントニー・F・F・ボーイズ/安田節子監訳、日本消費者連盟訳:緑風出版99年12月刊行:1800円)が参考になるでしょう。
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作成:2000-02-28