農薬の毒性・健康被害にもどる
t10204#跡を絶たない農薬事故・事件特集@農薬誤飲事故で死者も#00-05
 農薬誤飲による弱者の事故が相次いで報道されています。
 神奈川県相模湖町にある県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」では、99年10月7日、入所の男性が、倉庫に保管の有機リン系殺虫剤ダイシストンを誤って口にいれ、中毒症状を呈し、半年後もまだ意識不明になっているとのことです(神奈川新聞4月19日)。
 また、大阪府和泉市にある府立特別養護老人ホーム「光明荘」では、3月23日、ショートステイ中の老人がゴキブリ駆除業者によって不用意に置かれていた殺虫剤原液を誤って飲み死亡したという事故もおこっています(毎日新聞4月23日)。
 さらに、神奈川県鎌倉市にある特別養護老人ホーム「七里ガ浜ホーム」では、5月8日、職員がペットボトルに入っていた漂白剤水をスポーツドリンクと思い込んで、入所者9人に与えてしまういうミスが起こりました。被害は吐き気など軽症でおさまったということですが、ホームでの管理責任が問われます(神奈川新聞5月15日)。
 いずれも、有害な殺虫剤・漂白剤の保管に手落ちがあり、判断力のない弱者が事故にあったケースですが、人の命を左右する毒性の強い農薬等があまりにも安易に身の回りで取り扱われていることの現われと思われます。
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作成:2000-06-28