ダイオキシンにもどる
t13210c#静岡県蒲原町で、日本軽金属のパラジク工場が火災#02-09
 8月20日、静岡県蒲原町にある日本軽金属内のケミカル工場で火災が発生、約2時間後に消火されました。燃えたのは、有機塩素化合物の製造プラントで、パラジクロロベンゼンを精製中だったとのことです。火災で、従業員1人が軽いやけどを負ったほか、消防隊員一人も脱水症になりました。
 パラジクロロベンゼンの製造工程では、ダイオキシン類が生成することがわかっており、私たちは、パラジク製衣料防虫剤やトイレ用品中に不純物として含有するダイオキシンを問題にしてきました。
 燃焼に際して、クロロベンゼン類はダイオキシン類の発生源になるといわれており、通常の化学反応工程では、発生する有害物質類の環境中への放出をある程度制御できたとしても、火災事故のようなコントロール不可能な事態では、ダイオキシン等の環境汚染を避けることはできないと考え、日本軽金属と静岡県宛てに、今回の事故で、ダイオキシン汚染はなかったを調べるよう要望書を送りました。
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作成:2002-12-25