食品汚染・残留農薬にもどる
t14007b#高知県と新潟県で農薬の適用外使用が発覚#03-05
 4月24日、JA高知市の農家が出荷したショウガに適用外のダイアジノンが使用されていたことが明かになりました。農家が、害虫から守るために、種ショウガにダイアジノン剤をまぶして保存しておいたためということで、県園芸連は、定植前後のショウガと流通していたもの合計11トンを回収し、その後焼却処理したということです。
 同県では、80年代後半にも、ショウガにポストハーベスト農薬としてエチルチオメトン(別名ジスルホトン、商品名ダイシストン)が使われており、高知市の農薬問題学習会が「危険な農薬−ショウガは訴える」という告発スライドを作って、問題提起したことがありました。

 5月8日、新潟県上越市のJAえちご上越は、傘下の「アグリセンター久比岐野」が、水耕栽培の小ネギに適用外のオルトラン水和剤を使用し、しかも、無農薬と偽って販売していたことを発表しました。同センターでの使用は昨年11月までということで、年間13トンが生産されていました。流通していた小ネギの一部は、回収・廃棄されることになったそうです。
 いずれのケースも、改正法施行前の違反使用ということのようですが、農水省には事の経緯をきちんと調べて報告してもらいたいものです。
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作成:2003-08-26