環境汚染にもどる
t14306a#名古屋市:交通事故で積み荷の殺虫剤スプレーが爆発炎上#03-08
 6月26日早朝、名古屋市の繁華街の交差点で、トラックとワゴン車が衝突、横転したトラックの積み荷である殺虫剤スプレー缶や虫除け剤約7600本が次々と爆発炎上するという事故がおきました。不幸にもワゴン車の運転手の方は亡くなったということです。
 スプレー缶がポンポン音をたてて、爆発跳ね飛んだ様は、1999年6月、埼玉県幸手市の倉庫火災で、約240万本の殺虫剤が爆発炎上したことを思い出させます(記事t09002 記事t09102 記事t09202 記事t09305 参照)。早速、愛知県、名古屋市、市消防局に事故による環境汚染や市民・消防士の健康への影響有無を調査するよう求めましたが、市からの回答では、規模が小さいため、健康調査や環境調査等は実施していないとのことでした。
 殺虫剤スプレーには、可燃性のガスや溶剤が使用されており、6月24日に、東京都東大和市の飲食店のボヤでは、コンロの下から姿を現わしたゴキブリに殺虫剤を噴射したところ、コンロの火が引火、周辺が燃えましたし、電気オーブンの脇に置かれていた殺虫剤スプレーが過熱され、爆発するという事故もおこっていますから、家庭でも要注意です。
 今回の事故も含め、アース製薬の製品による火災が目立ちます。最近では、テレビコマーシャルにも登場する、強力なジェット噴射式がふえていますが、これは、従来品にくらべ、火炎長が2.5倍以上、時間あたりの噴射量3-5倍となり、危険性の高いLPGやDMEが多く充填されており、火災防止上も問題とすべきでしょう。
購読希望の方は、〒番号/住所/氏名/電話番号/○月発行○号からと購読希望とかいて、 注文メールをください。
年間購読会費3000円は、最初のてんとう虫情報に同封された振替用紙でお支払いください。

作成:2003-11-25