農薬の毒性・健康被害にもどる
t14507b#横浜市、福島県、高知市で工場事故#03-09
 7月22日、横浜市にある戸塚資源選別センターで、塩素ガスと思われるガスが発生し、、選別作業員ら17人が目やのどの痛みを訴え、病院に搬送されました。症状はいずれも軽く、大事に到りませんでした。原因は、ゴミとして持ち込まれたなんらかの容器が破損したためと考えられています。
 7月9日、福島県原町市にある三和化学工業原町工場で、貯蔵タンクから発煙硫酸が漏れ、周辺に刺激性のガスが流れ出しました。同工場では、医薬品や農薬原料となる化学製品を製造しており、流出した発煙硫酸は約10トンということで、周辺347世帯に自宅待機勧告がでましたが、従業員・住民や水田などに被害はなかったということです。
 7月29日、高知市にある南海化学工業土佐工場で、農薬クロルピクリンが漏れ出て、周辺住民2人が目の以上を訴えました。作業員のバルブ操作ミスでクロピク約10リットルが流出したとのことです。工場側は、事故には気づいていたが、においがなかったので、消防や警察に届けなかったとのことですが、昨年7月に塩素漏れ事故を起こしており(記事t13004c)、管理体制の不備が問われます。
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作成:2003-12-23