農薬の毒性・健康被害にもどる
t14709d#中国での殺鼠剤「毒鼠強」による犯罪#03-11
 てんとう虫情報133号で、中国南京市で起こった殺鼠剤「毒鼠強」による無差別殺人事件を紹介しましたが、中国では、この毒物による事件が、まだ、つづいているようです。
 9月23日、湖南省岳陽県の小学校で402人が集団食中毒様の症状を示しましたが、患者の血液から「毒鼠強」が検出されたということです。

 10月21日、湖北省利川市で起こった、10人が死亡、22人が入院するという事件も、この薬剤の疑いが強いということです。

 10月1日から、「毒鼠強」を違法に製造・販売・貯蔵した者には、死刑を含む厳罰を適用するようになったそうです。この物質は、略称テトラミン−窒素と硫黄を含むヘテロアダマンタン構造の化合物(2,6-Dithia-1,3,5,7-tetraazatricyclo[3.3.1.13,7]decane, 2,2,6,6-tetraoxide)−で、成人の致死量は6-12mgだということです。
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作成:2004-2-28