残留農薬・食品汚染にもどる
t14905a#適用外使用と残留基準超え#04-01
12月12日、熊本県西合志町の農家が生産したホウレンソウから、適用外の殺虫剤ルフェヌロン(マッチ)が、0.59ppm検出されたことが明らかになりました。これは、出荷先の福岡市生活衛生課が実施したもので、農家は、適用外であることを知らずに使用したそうで、出荷自粛となりました。
 12月19日、山口県阿武郡で生産されたダイコンから殺虫剤ホスチアゼート(ネマトリン)が、残留基準0.2ppmを超える0.57ppm検出されたことが明かになり、農家は、自主出荷停止・回収をはじめ、栽培中のダイコンを処分することになりました。県の検査では、違法な使用実態はみられなかったということです。ホスチアゼートは、土壌殺虫剤で、臭化メチルの代替品として使われ、ダイコンの場合、播種前に土壌に撒くことになっています。それが、成長後のダイコンに高濃度に残留していた原因をはっきりしてもらいたいものです。

 【参考資料】山口県農林部:ダイコンの農薬残留について(第1報) 最終報告


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作成:2004-4-26