環境汚染にもどる
t14905d#福島県と福岡県で、BHC汚染が明かに#04-01
 前号の埋設POPs系農薬の記事で、福島県で、11月下旬から掘り返し作業が開始されていることを紹介しましたが、大型テントで覆っている作業現場の排気口から、管理指針値を超える濃度のBHCとアルドリンが放出されていることが判明しました。そのため、12月19日から作業は中断されています。
 福岡県福間町にある永光化成の工場跡地(中外製薬の子会社で63年から95年まで、BHCなど4種の農薬を製造)で、BHCが管理指針値の約1300倍である3.29mg/L検出されました(中外製薬プレスリリース)。
 周辺の地下水からも基準の5.2倍の濃度で検出されたため、県は、住民説明会を開き、井戸水を使用しないよう呼びかけました。
 POPs系農薬については、埋設個所だけでなく、かっての製造工場やその産業廃棄物処分場についても、きちんとした環境調査がなされて然るべきでしょう。

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作成:2004-4-26