環境汚染にもどる
t16108#廃農薬の回収、JAたじまの場合#05-01
JAたじまのお知らせ
04年は、台風の上陸が多く、風水害で被害を受けた農家の方々には、遅ればせながら、お見舞い申し上げます。そんな中で、やはり気になるのは水害のため流出した農協や農家保有の農薬の行方ですが、兵庫県豊岡市にあるJAたじま農協が、水害で使用できなくなった農薬を回収するとの新聞報道(毎日新聞11月13日)をみて、早速、同農協に尋ねてみました。
JAたじまでは、2002年度から毎年3月に廃農薬の回収を実施しているとのことで、今年度は、台風被害があり、回収時期を11月に早めたとのことでした。年度別の回収量は、02年度約20トン、03年度約5トン、そして今回は、約16トンだったそうです。
但馬地方では、コウノトリの放鳥も計画され、JAたじまも、環境にやさしい農業に取り組んいるとのことです。
以下に質問と回答を記します。
【質問】今回の台風で、貴農協管内の販売センターや農家で、容器破損や流出した農薬
についての情報があれば、農薬の種類・名称とその数量を教えてください。
【回答】今回の洪水による被害は、浸水によるものであり、容器の破損や流出について
はほとんど無いとおもわれます。
【質問】容器破損や流出した農薬による人や環境への被害があれば教えてください。
【回答】現在のところ、被害の報告はありません。
【質問】今回、回収された農薬の種類・名称とその数量を教えてください。
【回答】非常に多くの種類がありました。主なものは、水稲用の除草剤と三種混合の粉
剤でした。例をあげますと、ビームバシランガード・カスラブバリダトレボン
などのいもち病・紋枯れ病・殺虫剤の三種混合剤マメットSM粒・ウルフエー
ス粒・ソルネット粒などの除草剤です。
園芸用の農薬に関しましては、殺虫剤・殺菌剤が多種多様なものが集まりまし
たが、量的には少ないものでした。
【質問】回収された農薬はどのようにして、処理されますか。
【回答】専門処理業者に委託し、処理を行います。
【質問】回収・処理の費用とその負担者はどうなっていますか。
【回答】処理費用は基本的に、農薬を出された農家に負担していただきますが、JAも
輸送費用を負担するなど、一部助成を行なっています。
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作成:2005-04-24