農薬の毒性・健康被害
t16403#アフリカではMPPを鳥類駆除に使用#05-04
 【参考資料】クエラによる穀物被害
       アフリカでの鳥類の大量殺戮

 北海道での天然記念物のタンチョウのMPP中毒のことを記事16405で紹介しましたが、モーリタニアやセネガルなどアフリカ諸国では、MPPが害鳥駆除に使用されており、人や他の野生生物への影響が懸念されています。
 駆除対象はクエラ(quelea)という野鳥で(フィンチの一種で、スズメよりやや大きい)、 札幌市動物園は「世界一生息数の多い鳥で、15億羽もいるそうです。100万羽以上の巨大な群を作り、農作物に大きな被害を与えることがあるため、現地では毎年2億羽程駆除されています。」と解説しています。
 穀物などを食いあさるため、バッタと同一視されて、鳥に対して毒性の強いMPPがクエラの巣のある立ち木等に散布されているようです。2001年までは、現地政府の要請により、日本もクエラ駆除用MPPを援助していたということです
購読希望の方は、〒番号/住所/氏名/電話番号/○月発行○号からと購読希望とかいて、 注文メールをください。
年間購読会費3000円は、最初のてんとう虫情報に同封された振替用紙でお支払いください。

作成:2005-07-24