行政・業界の動きにもどる
t16502#農薬のインターネットオークションで出品禁止を要望#05-05
 記事t16409で、農薬である除草剤が、インターネットオークションに出品されていたことを紹介しました。わたしたちは、4つのオークション管理社に、下記要望といくつかの質問をしました。

【要望1】貴社のネットオークションの出品規程に、禁止出品物として「農薬」をいれてください。

【要望2】農薬が出品されないよう、貴社のオークションシステムを改善てください。できれば、具体的な対策をお示しください。

★ライブドアのみが回答
 期限までに回答がきたのは、ライブドア社のみで、他の3社は、催促のメールを送っても、何のこたえも返ってきませんでした。
 ライブドアは、一応、前向きに考えてくれそうな下記の返事が来ましたが、5月20日現在、利用上の禁止事項の中には、「農薬」という語はみえません。
『今後農薬等について基本的に削除対象とするべく検討していきたいと考えております。規約、禁止事項等につきましても、早急に対応できるよう善処してまいります。また、これらのパトロールから漏れたものに対してユーザ様より直接通報していただくことで違反規制の強化をしております。』
 ライブドアの利用上の禁止事項

★ヤフー、ビッダーズ、楽天には相変わらず除草剤の出品が
 回答のなかった3社は、ヤフービッダーズ(ディー・エヌ・エー社管理)楽天フリマには、5月20日現在、依然として、除草剤が出品されています。
 オークションの出品禁止項目には、「毒物」、「劇物」、「医薬品」の名があっがっていますが、「農薬」はでておらず、出品者が、農薬取締法にもとづく、販売者の届けをしているかどうかについては、管理社は知らないよ、と無責任体制をとっています。
 ちなみに楽天フリマには『販売に際して法律上免許、登録、届出などの規正(ママ)がある場合、これらの規正を満たしていない限り出品できません。』とあるだけです。出品者の素性については、管理会社が住所氏名等をきっちり、把握しているはずですから、調べようと思ったら電話1本ですむことですのに。

 わたしたちは農薬対策室にも善処を要望しています。

  【農水省局長通知6/30発信】
   インターネットオークション等への出品に際しての法令遵守の注意喚起についての協力依頼
   通知本文
購読希望の方は、〒番号/住所/氏名/電話番号/○月発行○号からと購読希望とかいて、 注文メールをください。
年間購読会費3000円は、最初のてんとう虫情報に同封された振替用紙でお支払いください。

作成:2005-08-25