環境汚染にもどる
t16908a#西東京市の農業資材倉庫で火災#05-09
7月9日午前9時、西東京市の(有)堀江種苗店の農業資材倉庫で火災が発生、同社事務所や隣接家屋の外壁等が焼けました。新聞報道によると除草剤や農業用塩ビなどが保管されていたということなので、市に問い合わせたところ、以下の回答が来ました。
(1)出火原因等について
ア 火災原因については現在調査中ですが、現時点では、
農薬等からの出火は考えられないと思われます。
イ 火災経過としては、午前9時02分以降に順次、各消防隊が現場に到着し、
消防活動を行い、午後4時59分鎮火しております。
ウ 農作物、家畜、水生生物、小動物の被害等の報告は受けておりません。
(2)農業用資材について
保管農業用資材並びに火災で焼却した資材の特定については、
平成17年8月4日現在、確認できておりません。
(3)環境調査について
多摩環境事務所では、7月9日に雨水排水流入地点で採取した検水を分析した
結果、pH7.0で1,3-ジクロロプロペン0.22r/L及びジクロルボス0.21r/Lが検
出されましたが、さらに7月13日に再度採取し測定を行った結果、
1,3−ジクロロプロペン、ジクロルボスは検出されておりません。
なお、ダイオキシンについては、今回の火災による大気は一過性のものであり、
調査の対象とはしないとの報告を多摩環境事務所から受けており、市としても
調査を行う予定はございません。
(4)健康被害調査について
火災当日、出火から鎮火までの間、付近住民の方に対して、
「目や喉が痛い方は消防職員に申し出るよう」消防車両による繰り返しの広報
を行いましたが、申し出はなかったとの報告を受けております。
(5)火災現場の立入の制限等について
市には、現場の立入の制限及び廃材等の移動についての権限はございませんので、
ご理解をお願いいたします。
どのような資材が焼失したかについての回答はありませんが、(3)項の環境調査を実施したのは、火災発生日の昼ごろ、市民から石神井川富士見橋付近に異臭がしているとの通報を受けたためで、市は以下の対応をしたとしています。
・市は現地の状況確認を行った。
・石神井川富士見橋付近では、油膜が広がり、臭気は強かった。
・原因は、種苗店の火災により、その消火作業による水が道路側溝に流入し、
下水管を経由して石神井川へ流入したものと思われる。
・石神井川雨水排水流入地点で採取した検水を多摩環境事務所が分析調査をし、
市はその分析結果の報告を受けた。
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作成:2005-12-25