農薬の毒性・健康被害にもどる
t16908b#塩素ガスによる事故#05-09

 あいかわらず、塩素ガスによる人の中毒や水系汚染が絶えません。今年4月から8月末までに、新聞で報道されたものをまとめてみました。

発生月日事故内容
4月26日南アルプス市のし尿処理施設の三郡クリーンセンターで、 タンクローリーから硫酸系凝集液を塩素系タンクに投入、塩素ガス発生し、作業員一人が中毒。
4月29日東京都千代田区の協友ビルで、地下汚水槽清掃のため、塩素系洗浄剤使用後、作業員2人意識不明。
5月25日長野県長野市の総合市民プール「アクアウイング」で消毒用塩素タンクから、配管破損で、次亜塩素酸ナトリウム液が漏れる。プールの塩素濃度高く、一時閉鎖。外部流出なし。
5月30日群馬県前橋市の芳賀小学校から、プール消毒後の高濃度塩素含有排水原因で、小魚約1000匹死。
6月10日滋賀県大津市の西武大津ショッピングセンターで、井戸水を浄化装置のポリ塩化アルミニウムタンクに、誤って、殺菌消毒用の次亜塩素酸ナトリウムを投入、塩素ガス発生。作業員・店員・客ら27に病院に搬送、約500人が避難。
6月24日福島県新地町の新地小学校で、プール機械室で、殺菌剤注入作業中に塩素ガス発生。4人が目やのどなどの痛みを訴える。
7月06日群馬県安中市の原市小学校で、何者かがプール塩素系消毒剤投入し、塩素濃度75ppmとなる。
9月11日大阪府堺市の複合商業施設内のスポーツクラブ「コ・ス・パさかい」でも大津市の場合と同様の事故が起こり、従業員ら5人が病院に搬送、約250人が避難。


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作成:2005-12-25