行政・業界の動きにもどる
t19303#農水省・環境省・千葉県が住宅地通知で研修会#07-09

 千葉県では、A市のカブ畑の事例(記事t18901)や八千代市の事例(記事t19206記事t19304)のように、住宅地通知違反が続発しています。私たちの再三の要望に、8月8日、農水省と環境省、千葉県は県内市町村の担当部署を集めて、「住宅地等における農薬安全使用研修会」を開催しました。約90名が参加したとのことです。
 研修会では、農薬対策室が「住宅地等のおける農薬使用について」、環境省農薬環境管理室が「農薬の飛散等に係わるリスク低減に向けて」をそれぞれ説明したということです。 当日の資料の「住宅地等における農薬使用について」の一部を紹介しましょう。
資料はパワーポイントの画面を印刷したもので、正確な講演内容は不明ですが、通知「住宅地等における農薬使用について」が簡明に、かつ適切に説明されています。ぜひ、都道府県や市町村の担当者にみてもらいたいものです。

★全て誤りです!
 資料では、『住宅地通知に関するQ&A』として、以下の説明がなされました。

★住宅地とはどこか
 通知上の「住宅地」の定義も以下のように明確に説明されました。
 ・学校、保育所、病院、公園等の公共施設内の植物、街路樹
 ・住宅地に近接する農地(市民農園や家庭菜園を含む)及び森林等
  公共施設内や住宅地に近接する農地など
  不特定多数の人が立ち寄る可能性のある場所全てが対象です。
 ついで、農薬使用量を減らす努力?(病害虫に強い作物や品種の選定など)/「とりあえず」農薬?(剪定や捕殺等を優先的になど)/周辺住民への周知をしっかりと、など8つのチェック事項の解説がなされました。
 また、通知の周知については、
 ・行政部局の担当者(道路、学校、市有地などの担当者)が通知を知らないのはもってのほか
 ・通知の内容について内外に対して積極的な周知に取り組みましょう
 との指摘もありました。

 なお、農水省と環境省は「農薬飛散による被害の発生を防ぐために」というリーフ レット(カラー4頁)を作成し、ホームページに掲載しました。
【参考資料】農水省・環境省リーフレット農薬飛散による被害の発生を防ぐために

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作成:2007-12-24