農薬の毒性・健康被害にもどる
t22610#殺虫剤などの室内空気汚染・脱農薬ミニノート出版#10-06
春先からはじまった蚊取りや衣料防虫剤のテレビCMの氾濫に、恐怖を感じておられる方も多いと思います。主に、ピレスロイド系殺虫剤が使用されていますが、その毒性は不明ですし、汚染実態も報告されてきませんでした。
【参考サイト】大日本除虫菊:キンチョウCM情報
・大阪府立公衆衛生研究所:
身近で使用する殺虫剤・防除剤
家庭用殺虫・防虫剤による住宅室内空気の汚染
・神奈川県衛生研究所:
シロアリ駆除剤や殺虫剤等に含まれている農薬成分による室内環境汚染について
★ピレスロイド系殺虫剤の室内汚染
大阪府立公衆衛生研究所の吉田さんの調査によると、ピレスロイド系の18種の成分の分析で、室内空気から衣料防虫剤の成分エンペントリン、蚊取りの成分アレスリン、トランスフルトリン、フラメトリン、プロフルトリン、メトフルトリンが検出されました。
また、神奈川県衛生研究所の辻さんの調査では、ピレスロイド系シロアリ防除剤であるエトフェンプロックスと共力剤S−421、さらには、蚊の忌避剤ディートが室内空気から検出されています。
これらの汚染がヒトの健康にどのような影響を及ぼしているか、今のところ明確ではありません。ピレスロイド系物質のペルメトリンとディートとの相乗作用が疑われているだけに(記事t11603)、日常生活の場で、吸入摂取を防ぎようのない空気の中にこのような化学物質が存在することに対する懸念は払拭できません。
★「脱農薬ミニノート1―農薬は食べるより吸う方が危険」出版
かねてお知らせしていた新しいパンフ=「テーマを絞ってわかりやすく、コンパクトにして持ちやすく、安くして買いやすく」をコンセプトにした新パンフがようやく出版の運びとなりました。シリーズ名を「脱農薬ミニノート」として、次々発行して行きたいと考えています。制作費を安くするため、すべて手作りです。
第一号は、「農薬は食べるより吸う方が危険」と、そのものずばりのネーミング。
どうぞ、ご注文下さい。
脱農薬ミニノート1 農薬は食べるより吸う方が危険 A5判 34頁 定価 400円(送料 100円 10冊以上送料なし。20冊以上割引あり) ご注文は電話、ファックス、Eメール、あるいは直接ご入金いただいても けっこうです。ご送金は郵便振替でお願いします。 (00150-2-140360 加入者名 反農薬東京グループ)
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作成:2010-06-27