環境汚染にもどる

t24207#農薬危被害事例〜枯れ葉剤、ケルセンなど#11-10
★沖縄でアメリカ軍が枯れ葉剤を使用・埋設か
【資料集】反農薬シリーズ12 :
ダイオキシンが未来を奪う〜プラスチック焼却の危険
     電子版脱農薬てんとう資料集第8号:「ダイオキシン含有農薬とPOPs系農薬」

 ベトナム戦争当時、アメリカ軍が使用した枯れ葉剤(ダイオキシンを含有する2,4,5-Tを成分とし、オレンジ剤といわれる)による被害はダイオキシンの危険性を世に知らしめる端緒となりました。
 沖縄県には、アメリカ軍のオレンジ剤の補給・前線基地があり、2007年7月には、北部訓練場で1961−62年に同剤が使用されたことが、退役軍人省の文書で明らかになったことがありました。この時、県は04年、05年の環境調査では、水質および底質では環境基準以下だったと報告しています。また、外務省には、アメリカ大使館から「沖縄での、枯れ葉剤の使用を裏付ける証拠を有していない」との返事があり、新たな調査を求めた県民に対して、那覇防衛施設局は、政府による調査を拒否していました。
 今年の8月、当時の退役軍人などの証言として、泡瀬通信施設など10箇所で、使用されたことがあると地元紙で報道され、枯れ葉剤の基地での使用や埋設問題が再燃しています。地元町村の首長らは、日米両政府に、環境調査の実施を求めていますが、うやむやにならないよう願いたいものです。

 その後、外務省は国として追加調査をしないとしていますが、北谷町は12月14日、 環境調査の実施を決めました。

★北海道条例違反の公園除草
【参考サイト】北海道宗谷総合振興局:
ベニヤ原生花園の植物の保護に御協力ください

 北海道浜頓別町には、北オホーツク道立自然公園に属するベニヤ原生花園があります。
 今年の8月24日、園内のハマナス等の植物が刈り払われたり、除草剤と思われる散布跡が発見されました。何者かが、釣りをするため海岸への近道を作ったと思われています。
 北海道宗谷総合振興局は、このような行為は、北海道立自然公園条例第10条第4項に違反し、『6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する』と警告しました。

  12月6日、枝幸署は無職の男性をを書類送検したとの報道がありました。

★残留基準超えと違法使用
【関連記事】
記事t22805
【参考サイト】厚労省:販売が禁止されている農薬の使用禁止の周知及び適正処理の徹底について(10/08/04)

 9月14日、新潟県のJA新潟みらいは、しろね産食用菊の自主検査の結果、殺菌剤クレソキシムメチルが31.03ppm(基準値は30ppm)検出されたとして、出荷停止と回収する旨を公表しました。
 10月6日、JA高知市は、土佐山支所の1農家が出荷していたミョウガに、禁止農薬のケルセン水和剤が、使用されていたことが判明したとして、回収を始めました。これは、生産履歴から判明したもので、残留分析結果、ケルセンは検出されなかったとのことです。
 ケルセン(ジコホール)は発がん性と環境ホルモン作用のある農薬のひとつですが、メーカーが04年3月に製造廃止届けを出して登録失効させ、自主回収を実施し、05年4月からは、化審法「第一種特定化学物質」に指定され、使用禁止となっていました。
 私たちは、販売禁止農薬にするよう農水省に求めましたが、これが実現したのは5年後の10年のことで、10年7月には、神奈川県で、トマトでのケルセン違法使用が発覚しました(本誌228号参照)。本件のような、帳簿にケルセンを記載しての使用は、禁止の情報が末端農家に伝わっていない証拠です。農水省は、正式に回収命令を出すべきです。

12月13日、農水省は、ジコホール(ケルセン)とベンゾエピン(エンドスルファン)の回収
 全国農薬協同組合にある通知:販売禁止農薬等の回収について

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作成:2011-12-29