農薬の毒性・健康被害にもどる
t25304#種苗処理した農薬による健康被害〜種苗倉庫での作業者の眼の異常#12-09
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登録農薬で、種苗処理に適用のある農薬は多数ありますが、そのうち、種子にまぶす粉衣適用剤は62、種子浸漬処理適用剤が81です。農薬使用者が自ら、種苗を処理することもありますが、種苗販売業者は、多くの農薬処理種苗を製造し、倉庫に保管しています。そのためか、5月に開催された産業衛生学会では、順天堂大学の松川岳久さんらが、種子保存倉庫の作業者に眼の異常を訴える事例が見られたことを報告しています。
倉庫には被覆処理された種子が保存されており、倉庫内の浮遊粒子を調べたところ、被覆に用いられた殺菌剤イプロジオンが検出され、眼刺激性の原因になったと考えられるとしています。
先の青森の種ニンニクの事例では、ベノミルでしたが、このような種に付着した農薬に触れることの危険性にもっと注意を払うべきです。
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作成:2012-09-30