■生活習慣病  ダイエット心理学

 

ダイエット心理学

21世紀は『癒しの時代』といわれますが、この時代にダイエットが幅を利かせている現実を、次の3つの点から考えてみたいと思います。太っていると悩んでいる人 は『できることもしない』 太っていると悩んでいる人は、「自分がもし痩せられなかったらどうしよう」、「周囲は自分をどう思うだろう?」ということだけが気になります。他人が太っている自分をどう思うかを気にするあまり、「自分には何ができるのだろう?」ということは考えられなくなってしまうのです。 こんな自分に気がつくか、又はこれを読んで気がついた人は、ダイエットを成功させる4つの療法(食事・運動・行動・サプリメント)のうち、なんでもいいから1つだけでも実行することをお勧めします。

  @運動療法

 30分前の電車に乗って1つ前の駅で降り、会社又は学校まで歩くなど、こまめな運動をできれば毎日続けるとよいでしょう。

  A行動療法

 毎日必ず1回体重計に乗る、などというのが、この療法です。

  Bサプリメント療法

 カブサイシン0・84呼人りのサプリメントを食後に飲む、などというのが、この療法です。

 何でもいいからできることを1つ実行してください。そしてそれができたら次にできることを1つずつ増やしていってください。長期戦を覚悟することです。

 そしてあまり体重の増減は気にせず、自分との約束が実行できているかを確認する程度で結構です。1つでも2つでも自分との約束が守られ ていれば、必ず結果はあらわれます。


「太っている自分に同情を求める人」自分だけが太っていると悩み、自分だけが同情されたいと思ってはいませんか? 人はいろいろなことで自分を守ろうとします。

 例えば「もう年だから‥‥」ということで、新しいことを学ぶことを拒む人がいます。年をとっていることを理由に、新しいことを学ぼうとしないで自分を守ろうとします。

 これと同様に、「太っているから‥‥」と消極的になる人の場合は、自分が悪いのではなく「太っていることが悪い」と、太ってしまった現象の責任にしています。太ってしまう自分の習慣を反省しないのです。 現在の肥満に逃げ込んでも、自分の環境は変化しません。いつまでも肥満のせいにしていると、かえって現状は悪化してしまいます。早くこのことに気付いて、次の行動を起こしてください。

 あなたは逃げ出していませんか?変化には必ず犠牲が伴うものです。

 

   都合が悪く一なるとダイエットをやめる不思議

 今までに、仮病で学校又は会社を休んだ経験が一度はあると思います。

 つまり何かを逃れるために病気を演じたり、本当に病気になってしまったりする人がいます。つらい仕事から逃れるために病気になったり、同じようにダイエットをやめて食べ始めたりする人がいます。これは、自分を責めることでじぶんの価値を上げようとするか、あるいは、価値が下がるのを食い止めようとしているのです。自分を責めることが自分の価値を上げる最も簡単な方法だと思っているのでしょう。

 これと同じことがダイエット中におきることがあります。

 ダイエットをやめて自分を責めれば、周りの友達やカウンセラーが自分を責めないと思い、責められることを回避しようとしておこすものです。先手を打って自分を責めることで自分を守り、『自分はだめだ』と自分を責めることで周りの同情を求めているのです。 さらに『そんなことはない、君は本当は素晴らしい人なんだ』と誉めてくれるのを待っていると言いかえてもよいでしょう。

 完璧な人なんていない

 もしあなたが、ダイエットをやめてまた食べ始めてしまったとしても、そのことに気が付いたら、気付いた自分を誉めてあげてください。そしてその日を新しいスタートと考え、もう一度目標に向かってがんばることが成功への近道となるのです。

 完壁な人など、どこにもいないのですから・・・。

「ダイエット願望」 その根底にあるもの

  太っていることが悩みの真の原因でない人

 標準体重又は美容体重であるにもかかわらず、痩せたい人の悩みの真の原因は、「今の自分を憎んでしまった」ことです。痩せることにより、今自分が抱えている恋愛問題や会社での失敗を解決しようとするのです。又は自分の運命までも変えられるという考え方がその根底に隠れています。 今の自分の体重がいかに素晴らしいかを理解し、痩せることよりも、「今の体重を維持すること」や、「今の自分を磨くこと」に考え方を変えることです。痩せることにより今の諸問題が解決することは、決してないということに早く気付きましょう!

あなたの本当の不満は どこにあるの?

   「痩せたい」と無理なダイエットをする人

 やせたいと無理なダイエットをする人は、人に見せるための体型や痩せ具合、人に見せるための生活をしています。人に見せるための行動をしているために、本当の自分の才能や幸福を犠牲にしてしまっています。 ダイエットは、あなたにとって本当の目的ではなく、才能や幸福を手に入れるための手段なのです。

   太りすぎの人は 周囲から影響されやすい

 太っている人は自分の体の空腹感からだけではなく、感情や外部のサインによっても食べることを刺激されます。

 つまり自分のお腹がすいているかどうかではなく、「退屈だから食べちゃった」、「雑誌の広告やTVコマーシャルを見ていたら食べたくなっちゃった」などなど、お腹がすいていなくても感情や外部の刺激に対して食べないではいられなくなるのです。

 何度もダイエットに失敗した方や、「わたしに続けられるかしら?」と二の足を踏んでいる方こそ、『ダイエット心理学』 からスター卜してみてください。あなたにとって、これならできそうだと思える方法から始めてみましょう。

 きっと今度は成功するはずです。

  痩せた自分に誰も気付いてくれないと悩む

 太っていると悩んでいる人は、心の底に自分は痩せることで他人より優れたいという願望があり、そしてその同じ心の底で自分は太っているから他人より劣っていると思いこんでいるのです。やせることで他人より優れたいと望んでいます。

 自分は何のためにダイエットを始めたのか、始めた目的と目標を思い出してみてください。けつして誰かに「痩せたね」と誉めてもらうためではなかったはずです。あなたがどうなりたいかがあなたにとって重要であり、他人がどう思うかではありません。

 


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