■生活習慣病 アルコール性肝炎
 

アルコール性肝炎

【アルコールとのつき合い方】


酒は百薬の長ともいわれますが、それも飲み方や量が問題です。適量のアルコールは、血行をよくしたり、食欲増進やストレス解消に役立ちます。しかし、アルコールはエネルギーが高いので、飲み過ぎると肝臓に負担をかけるばかりでなく、肥満や血液中の中性脂肪を増加させる要因となり、高脂血圧や高血圧をまねいて動脈硬化が促進されるのです。
 特に、中性脂肪値の高い場合は禁酒したほうがよいのですが、せめて標準値になるまでは休酒し、医師と相談のうえで飲むようにしなければなりません。

アルコールのエネルギー

生ビール (700ml) 273kcal
(400ml) 156kcal
缶ビール (350ml) 137kcal
びんビール (大びん633ml) 247kcal
日本酒 (150ml) 170kcal
焼酎 (50ml) 100kcal
ウィスキー (シングル30ml) 75kcal
赤ワイン (100ml) 73kcal
ブランデー (50ml) 125kcal

科学技術庁資源調査会偏「日本食品標準成分表」

 

飲酒のポイント


●主食の代わりにしない。
 アルコールには栄養素がほとんど含ま れていないので、いろいろな栄養素を含む、ご飯などの代わりにはな りません。

●適童を守って、くれぐれも飲み過ぎない。
 アルコールはエネルギーが高いので、量を飲み過ぎたり、夜遅くまで飲んだりすると、肥満をまねきます。

●おつまみを食べすぎない。
 コレステロールや脂肪の多い料理や塩 辛いものはさけ、低エネルギーで良質 たんばく質やビタミンなどが とれるものを選びましょう。

●ゆっくりと、自分のペースで。
 一気飲みやヤケ酒は悪酔いのもと。楽しい会話を交わしながら、リラックスし た気分で飲みましょう。

●週に2日は飲まない日を。
 飲酒が毎日続くと、肝臓に負担がかかり、アルコールを分解する機能が低下 してしまいます。時には肝臓を 休ませて。

 


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