C型肝炎ウイルスは、最近その存在が明らかになったばかりです。検査方法はかなり進み、ウイルスに感染しているかどうかをチェックできるようになりましたが、肝心のの治療法はまだ確立されていません。ウイルスに対する抵抗力をつける薬として「インターフェロン」が注目されていますが、全てのC型肝炎に効くわけではありません。
インターフェロンは、肝細胞に直接働いて、ウイルスの増殖を防ぐと考えられています。したがって、血液中のウイルスの量が多い場合はほとんど効果がありません。また、T型からX型まであるC型ウイルスのうちV型で、しかも体内のウイルスの量が少ない場合には効く可能性がありますが、日本人に多いU型にはあまり効果が認められていません。
さらに、非活動型で感染して間もないものほど効果があり、活動型には効きにくいことが解っています。 |