■生活習慣病 マグロの赤身はコレステロールの上昇を抑える
 

マグロの赤身はコレステロールの上昇を抑える


 マグロ赤身のたんばく質は、コレステロール摂取による血中コレステロールの上昇を抑制してくれます。乳たんばく質であるカゼインをラットに摂取させた場合に比べ、コレステロール1%添加エサによる血中コレステロールの上昇幅は半分に抑えられました。マグロ赤身のたんばく質を分解するとできるアミノ酸の混合物では、このコレステロール上昇抑制作用は弱かった。魚のたんばく質をとりましょう。

回遊魚に多いアミノ酸成分は肉体疲労を防ぐ

 魚の筋肉から運動疲労を防ぐ成分が見つかりました。アミノ酸が二つ結合したアンセリンという成分で、マグロ、カツオなどの回遊魚の筋肉には1%も入っています。マウスに重りをつけておばれるまで遊泳させた後、30分置きに2度懸垂させるという過酷な運動実験の結果が左のグラス1時間前にアンセリンを投与した10匹のマウスは、遊泳や懸垂の持続時間が長くなり、肉体疲労の指標(血中乳酸濃度)は低かった。

データー:焼津水産化学工業、食品産業センター


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