サンマ、といえばやはり塩焼きでしょう。調理も簡単なうえ、量もたべられます。
「1匹食べればDHAを1〜1.5g、EPAを700mgほど摂取できます。」
網で焼くと下に脂が流れ落ちますが、それでも8割程度は吸収されます。焼いたときの脂の損失にこだわりすぎずに、おいしいと思う食べ方で食べる頻度を増やす方がトータルではより多くのDHAやEPAをとれます。
大根おろしとすだち
大根おろしやすだちは酸性。一方魚のにおい成分はアルカリ性。酸を加えて中和することで魚の生臭さが消えます。同時に脂っぽさを抑え、魚の味を引き立ててくれます。また、大根おろしには、消化を助ける酵素も多く含まれています。まさに、旬の脂っぽいサンマにはうってつけなのです。酵素は葉に近い部分に多く含まれており、すりおろすことで効果が強まります。
こげた魚を食べても癌にはならない
「こげを食べると癌になる」とよく言われます。こげから抽出した成分をネズミに与え続けて癌ができたというのがその根拠です。ですが、癌ができるのに必要なこげの量は、人間に換算すると1日にドラム缶数本分。サンマを1,2匹食べるぐらいでは何の問題もありません。それでも心配な方は、大根おろしをたっぷりとかけてください。大根のペルオキシターゼが発癌物質を壊します。
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