もともと気や血が不足していなくても、寒さの厳しいところや湿度の高いところで暮らしたり、季節はずれの風にあたるなど、からだの適応能力を超えた気候条件や生活環境の変化を受け続けると、関節の気や血や津液の流れが滞って、リウマチになる人もいます。
このような、外因の影響によってはじまる関節リウマチは、急性で激しい症状を示します。しかし、時間の経過とともにからだの衰えが進むと、内因の影響が大きくなるとともに、「痰濁」や「オ血」などの病理産物による弊害も加わって「虚実挟雑」の慢性関節リウマチになっていきます。
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