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           ●さまざまな原因で脈が乱れる
             不整脈 
             心臓が、正常のリズムとはちがう打ち方をしていることを不整脈といいます。 
            【原因】 
            
              
                | すべての心臓疾患、高血圧、低血圧、肺疾患などが不整脈の原因となりうる。さらに、貧血、ホルモンの異常、脳疾患、発熱、下痢、電解質異常も原因になる。スポーツマンが急にスポーツをやめたときにも起こることがある。 | 
               
             
              
            【症状と対応】 
            
              
                 不整脈は次表の三つに分けられる。主症状は動惇と息切れだが、 
                  まったく症状がない場合も多い。三つのタイプでいちばん多いのは 
                  Bの「放置してよい」ものだが、これも定期的に診察を受け、経過を見守る必要がある。治療は、原因となった病気によって異なる。
                  
         
                  
                    
                      
                        | 緊急の程度 | 
                        原因となる疾患・症状 | 
                        処置 | 
                       
                      
                        | @緊急処置しなければならない不整脈 | 
                        洞停止・心室粗細動・心室頻拍・洞不全症候群・完全房室ブロックなど | 
                        救急入院して即刻治療 | 
                       
                      
                        | A長期的に見た場合、急死または心不全を起こす可能性があるため、治療を要する不整脈 | 
                        洞房ブロック・第2度房室ブロック・心室内伝導障害・各種の期外収縮・明らかな洞性頻脈、各種の頻拍発作 | 
                        多くは外来通院での治療が可能 | 
                       
                      
                        | B治療を要しない、放置してよい不整脈 | 
                        単発の期外収縮・原因疾患のない洞性頻脈・第1度の房室ブロック | 
                        繰り返して心電図をとり、経過を見る | 
                       
                     
                   
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