●血タンなどの症状をともなう
肺塞栓症・肺梗塞
肺動脈に血の固まりなどが流れ込み血管が詰まってしまうものが肺塞栓、その結果、末
梢肺組織が壊れたものを肺梗塞症といいます。
【原因】
健康な人が突然この病気になることはほとんどない。心臓に病気がある人、腹部や骨盤部の手術後の人、外傷を受けた人と、老衰、その他長いあいだ床についていた人などに起こる。原因がわからないこともある。 |
【症状】
肺塞栓では、胸痛や呼吸困難が主症状だが、肺梗塞症となると、血
痰やショック症状、チアノーゼ (爪や唇が紫色になる)をともない、ときには突然死することもある。 |
【対応】
救急車で運び、抗凝固剤療法、酸素吸入、塞栓摘出などの緊急処置がとられる。 |
【予防】
手術直後の丸八や長いあ■いだ床についている人は体を温かくし、下肢をときどき動かし、できれば全身も動かして、静脈の流れをよくする。
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