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8020運動
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80歳まで20本の歯」を目標に、よく磨き、よく噛む習慣を!
人間の歯は普通、親知らずを除き28本。このうち上4本、下4本の合計8本までは抜けても、なんとか自分の歯で噛めるということで、1989年に厚生省が「80歳で20本の歯を残そう」と呼びかけ、歯科医師会などで「8020運動」が進められています。
しかし冒頭の調査結果によると、失った歯の数の平均は50代で約5本、60代で約10本、70代で約17本、80代では約22本以上というのが実状。しかも虫歯より歯周病で歯を失うケースがはるかに多いのです。
歯は1本でも抜ければ噛み合わせ全体に悪影響が出ます。よく噛めなくなると、胃への負担から胃腸障害を起こしやすくなり、やわらかい物への偏食は肥満も招きます。さらに噛む力は運動能力や脳の活性化にも関わりがあります。口内炎に細菌が多いと、気管支を経て肺に達した一部の菌が肺炎を起こすこともあるのです。