◆T型糖尿病 |
T型(インスリン依存型)糖尿病は、主に幼児から15才以下の小児期に、比較的急激に発症することが多く、かつては「若年型糖尿病」とも呼ばれていました。
このタイプの糖尿病の治療には、食事療法・運動療法のほか、インスリンの注射がかかせません。
膵臓β細胞が、なんらかの原因で破壊された結果、インスリンを分泌できなくなり、高血糖として発症します。 |
◆U型糖尿病 |
U型(インスリン非依存型)糖尿病は、インスリンの分泌量が低下しているか、インスリンの血糖を下げる作用が弱くなって発症するもので、遺伝素因のほかに、エネルギーの過剰摂取や栄養の偏った食生活、運動不足、ストレスが大きくかかわっています。
その治療にかならずしもインスリンを必要としないもので、日本人の糖尿病の90%を占めています。
このタイプは40才以降に発症することが多いのですが、肥満児の増加と共に10代から発症するケースも増えています。 |
◆妊娠糖尿病 |
胎盤からは、妊娠を順調に進めるためのホルモンが分泌されています。これらのホルモンには、インスリンの作用を弱める働きがあり、同時に胎盤そのものもインスリンを壊す酵素をつくっています。
ですから、妊娠中はより多くのインスリンが必要となります。
必要な量のインスリンが分泌されないと、妊娠をきっかけに糖尿病が発症することがあります。 |
◆その他 |
その他の特定の機序、疾患によるもの
・遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの
・他の疾患、条件に伴うもの |