■生活習慣病  糖尿病検査

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糖尿病の初期には、まったく自覚症状がありません


よく言われる、「だるい」「疲れやすい」「のどが乾く」「尿の量・回数が多い」「性欲減退」「勃起不全」などの
糖尿病の自覚症状は、必ずしも糖尿病と限ったことではないため、放置されがちです。


@ 糖尿病の有無を診断する検査
尿糖検査

尿に糖が出ていないかを調べる検査で、食前・食後を問わず、つねに尿糖が陰性であるのが正常です。
 血糖値が高くなると、ブドウ糖が尿中に出てきます。
尿糖の有無は食事の影響を受け、採尿がいつ行われたかでその結果も変わってきます。
たとえば、食後2〜3時間で取った尿には最も糖がでやすく、空腹時の尿では糖がでにくくなります。

    糖尿病の早期発見には、食後の尿糖検査がお勧めです。

 定期検診では、スクリーニング検査として多くの場合、尿糖検査が行われます。
尿糖を調べる手軽な試験紙が、薬局で販売されており、自分でも簡単に調べることができます。

 一般には,血糖値が160〜180mg/dLを超えると尿に糖が出るようになるといわれています。
ただ、尿糖が陽性に出たからといって、糖尿病とは限りません、腎性糖尿といって、
血糖値が高くなくても尿に糖が出やすい体質の人がいます。
 したがって、尿糖が陽性となったときには血糖値が高くなっている可能性を考えて、
血糖値を測定する必要があります。

 
血糖検査

 血液中に糖がどれくらい含まれているかを調べる検査です。
一般的には,空腹時の血糖値は110mg/dL未満,食後の血糖値は160mg/dL未満であるのが正常です。
一方,空腹時血糖値が126mg/dL以上,食後の血糖値が200mg/dL以上あれば糖尿病と診断できます。
 正常でも糖尿病でもない血糖値のときは糖負荷試験が必要になります。


                                  ・・・自己血糖検査器具

 
糖負荷試験

 この糖負荷試験とは、空腹時採血の後で、トレランGという甘い検査用の液体を飲み、
負荷後30分・1時間・2時間に採血して
血糖値を測定する検査です。
診断基準に従って、糖尿病型・正常型・境界型のいずれかに判定します。
糖尿病型は、空腹時血糖値が126mg/dL以上そして/または2時間の血糖値が200mg/dL以上のときであり、
正常型は,糖負荷前血糖値が110mg/dL未満そして負荷後2時間血糖値が140mg/dL未満のときです。

 糖尿病型にも正常型にも属さない場合を境界型とします。
境界型といっても安心は禁物であり、食事療法・運動療法で可能な限り正常に近づけるように努力しましょう。

 


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